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小柄ながらさすがGT(ジャイアントトレバリーの略、和名ロウニンアジ)の子という引きを見せてくれる魚、メッキ。
GTの子と言いましたが一般的にロウニンアジ、ギンガメアジ、オニヒラアジ、カスミアジの子を総称してメッキアジ、略してメッキと呼ばれます。
南方系の魚であり日本では関東~関西や四国までの太平洋側、九州、沖縄に多く生息しており、河口周り等で手軽に遊んでくれる魚です。
ライトタックルで手軽に釣れる魚ですが時期やタイミング、釣り方を誤ると意外とサッパリ釣れないということも多いメッキ。
そのポイントに精通しているアングラーであれば釣れる時期、時間、状況、ルアー等を把握しているためイージーに釣りますが、初めてのポイントだったりすると同じ魚でも釣れるパターンを見つけるまで多かれ少なかれ時間はかかるもの。
筆者も初めてメッキを狙いに行った時は「GTの子!」という先入観からの釣りをして一人だけボウズだった記憶があります。
そこでおすすめのルアーがスプーン!
そもそもメッキはスプーンが大好きであり、また後述しますがメッキ釣りにスプーンを使うメリットが非常に多いのです!
この記事ではメッキに対するスプーンでの釣り方やおすすめのスプーンをご紹介します。
メッキが釣れる場所
河口に多く生息します。
その他サーフやゴロタ浜、漁港など様々な場所で姿を見ることができます。
またストラクチャーやベイト等に比較的素直に依存するため、例えば河口の流れのヨレや漁港のマンメイド、サーフにポツンと点在するシモリやベイトが溜まっている所などに身を寄せていることが多いです。
メッキが釣れる時期
初秋ごろが最盛期です。
9~11月がベストシーズンであり、基本的にメッキは死滅回遊魚なので冬を越せずにおなくなりになります。
ただ沖縄など温かい地域ではこの通りではなく年中狙えて何年も生きて大きくなり、このうちロウニンアジが成魚になった姿を釣り人はGTと呼びます。
このことから温暖な地域や温排水が出ている等の越冬できる条件がない場所においては、真冬や春にメッキを狙ってもそもそもいないから釣れないということになります。
メッキ釣りでのスプーンの使い方
まずメッキの釣り方ですが、GTのイメージで表層や表層付近を激しくアクションさせるような釣りは活性が高くエサを追いかけ回しているような状況では効果的ですが、それ以外ではそれほど釣れません。
そもそもGTもこのような釣り方一辺倒の魚ではないのです。
そこまで活性の高くないような平常時はボトム付近で釣れることが多いです、水深の浅い場所ではあまりレンジは関係ありませんが。
基本的なスプーンの使い方はゆっくりただ巻きです、正直これが一番釣れます。
ただ、一方でことメッキにおいては多様な使い方をします。
・多少水深のある場所で活性も高くない時はまずボトムを取り、そこからゆっくりボトム付近を巻いてくる。
・ボトム付近をチョンチョンとトゥイッチを入れよりスローに通してくる。
・ベイトを追っている時は表層付近を早巻きや早いトゥイッチングリトリーブで通してくる
・水深の浅い場所で低活性時は着水直後からゆっくりと表層付近を巻いてくる
など、状況次第でいろんな使い方をします。
そしてこれがメッキ釣りにおけるスプーンの最大のメリットになります、と言うのも意外と多くのパターンがあるメッキ釣りにおいて、ひとつのルアーでほとんどのパターンをカバーできるというところが非常に大きな武器となるのです。
またワームやプラスチック製ハードルアーと比べて遠投性能が高いという部分もスプーンは状況対応力が高いルアーと言えます。
当然それぞれのルアーにそれぞれの長所や得意分野があり、例えばフローティングのトップウォーターやミノーですとより表層付近をよりスローに誘えますし、メタルバイブですとボトムで素早い動きを出せたり深い場所で使いやすかったりします。
一方でフローティングルアーだとボトムを攻めれない、メタルバイブだと表層付近を攻めれないという問題も出てきます、これはそれぞれのルアーの特徴であり、各ルアーの特性を理解してルアーをチョイスするというのがアングラーのスキルでもあります。
ただスプーンは万能なルアーであり、ひとつのルアーで多くをカバーできるという特性は魅力的です。
スプーンを数個だけ持って軽装で気軽に釣りに行ける。
初めてのポイントでもとりあえずスプーンを投げれば期待出来て水中の状況把握もしやすい。
急にボイルが始まったときにルアーを付け替える必要がない。
メタルルアーの中では根掛かりしにくい。
など、とにかく効率良くよく釣れるルアーがスプーンです。
メッキに使用するスプーンのサイズですが、基本的には2~10g程度が中心になります。
例外としてサーフ等大場所で30cmクラスのメッキが釣れる地域もあります、このような場所では遠投が必要になってくるので14~25g程度のスプーンを使ったりもします、もはやライトソルトゲームの域ではないですが笑
メッキにおすすめのスプーン6選
ベネター(ブラスビー)
4.5g、8gをメインで使用、サーフなど大場所では14gも。
そもそもメッキはスプーンでよく釣れる魚、そこにこのトラウト用ではなくソルト中心に設計されたベネターは非常に効果的。
沖縄でよく見られるリーフエリア用の分厚いスプーンではなく、厚すぎない設計なので非常によく泳ぐ。
フッキングが悪い場合はトレブルやアシストフックに交換するとキャッチ率が上がります。
ツインクルスプーンNA(タックルハウス)
これだけ持っていけばメッキ釣りになります、それほどメッキにマッチしているスプーンです。
ゆっくりも速くも使えてだいたいの場所や状況をカバーできます。
4.5gをメインで使用、さらに6.5g、8.5gのラインナップがあるのも嬉しいところ。
クルセイダー(ダイワ)
こちらもツインクルスプーンNAと同レベルにメッキにマッチ。
当サイトの別記事でも書いているのですが、特に2.5gが数釣り名人。
メッキに限らずライトゲームで様々な魚が釣れる優秀選手です。
メッキでは2.5g、4g、7gを使用。
チヌークS(ダイワ)
こちらはサイズ別で使いどころが変わるスプーンです。
4.5gは肉厚設計、シルエットを小さく遠投が必要な状況や水深の深い場所、ボトムを攻めたい時に重宝します。
7gは逆に肉薄設計、表層を攻めたい時やシャロー、またスローに巻いてきたい時に活躍。
またサーフ等で良型メッキが狙えるような状況では14g、さらに21や25gまで使うこともあります。
ピュア(スミス)
スローに通してきたい時に活躍するスプーンです。
早巻きはあまり得意ではなく、低活性時にゆっくり巻いてきたい時に活躍。
また最大の魅力はなんと言ってもサイズバリエーションの多さ、1.5g~18gまでラインナップされていますのでほとんどのポイントにアジャストすることが可能です。
蛙スプーン
メッキのメッカと言えば沖縄、その沖縄で生まれたローカルソルトスプーンです。
基本的に肉厚設計となっており、どちらかと言うと速めに巻いたりトゥイッチを入れて動かしてくるタイプのスプーンです。
2.5g~9gをメインで使用。
地域性はありますが身近で手軽に遊べるメッキ釣り、その引き味からも非常に魅力的なターゲット。
メッキはスプーンを2,3個持っていくだけで十分に釣れる魚です、ライトタックルでフラっと短時間釣りに行くという釣行スタイルも楽しいものです♪
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