日本で最も人気のある釣りターゲットのひとつ、シーバス(スズキ)。
釣り方や場所も多岐に渡り河川や堤防、ボートからのルアーフィッシングやウキ釣り、投げ釣り等のエサ釣りまで昔から幅広く楽しまれている釣りです。
シーバスに限った話ではないですが、シーバスのメッカである東京湾や魚影の濃いかなり田舎の方に行くと比較的イージーに釣れるものの、どこでも簡単に釣れる魚ではないことも事実。
筆者の住んでいるエリアも決してシーバスの魚影が濃いエリアではありません。
また場所や季節によってコノシロパターン、落ち鮎パターン、バチパターン、マイクロベイトパターンなど様々なパターンがあり、今ここでどんなルアーを使って何をしたら良いか分からないことも少なくないと思います。
そんな時、どのような状況でも安定して反応を得られるルアーがスプーンです。
ここではスプーンを使用したシーバスの釣り方やおすすめのスプーンを6つご紹介します。
どんなスプーンがシーバスには良い?
大きさですが、基本は14g程度です。
これを基準にベイトが小さい時は8g程度、ベイトが大きかったり遠投が必要なシチュエーションでは30g程度まで使ったりもします。
形状は細身のリーフ型が使いやすいです、理由は下記の通りです。
・比較的速く巻いてもしっかり動く
・フォールが早い
・遠投しやすい
幅広なタイプもシャローをゆっくり巻いてきたい時なんかには出番があります。
また所謂マグナムスプーンと呼ばれるどでかいスプーンの釣りがあります、こちらはボートシーバスで有効なシーンがありますがショアキャスティングで使うにはマグナムではないノーマルなスプーンの方が実用性は高いです。
シーバスに対するスプーンの使い方
シーバスに限らずですが、基本はゆっくりただ巻きがよく釣れます。
ナイトゲームですと表層付近でエサを食うシーバスが多いため、スプーンが着水後すぐに水面直下をゆっくり巻いてくるという使い方がベースになります。
デイゲームではボトムを攻めることが基本となるため、まずスプーンをボトムまで沈め、底からスプーンが離れすぎないように巻いてきます。
スプーンは表層~ボトムまで任意のレンジを通してくることが可能なため、状況適応能力が高いルアーです。
シーバスがベイトを追いかけまわしているような状況では速巻きやトゥイッチも効果的です。
スプーンが使いやすい場所
万能なスプーンですが弱点もあります、それは下記のような場所では使いにくいところです。
・足場の高すぎる場所
・潮や水流の速すぎる場所
スプーンはメタルルアーの中ではフォールが遅く、水の流れを受けやすいルアーです。
高い堤防等足場の高すぎる場所では浮き上がりすぎてしまい、また流れの強すぎる場所ではなかなか底を取れず使いにくいです。
逆に言うと、それ以外の場所では概ねどこでも使えます。
特に河川や干潟では非常に使いやすく、シンペンに近いイメージです。
またメタルバイブやメタルジグのようにズドンと着底せず、フックも基本的にリアのみということから意外と根掛りの少ないルアーでもあります、止めずに巻いて来ればだいたいはすり抜けて来ます。
シーバスにおすすめのスプーン6選
ベネター(ブラスビー)
ベネター14gはシーバスにベストマッチ、特に河川や干潟・サーフでは抜群にフィットします。
基本的な使い方はシンペンと近く、ゆっくり巻いてきたりドリフトがメインとなりますがデイゲームでのボトム攻めも〇。
シャローにおけるシーバスルアーの新たな定番となれるルアーだと感じます。
フックはツインアシストに交換がベター、またマイクロパターンでは8gも大いに活躍します。
チヌークS(ダイワ)
特に14gが非常に優秀、サイズ的にもちょうど良くコレひとつあればだいたいの状況をカバーできます。
また14gだけでなくシャローやマイクロパターンでは7g、サーフなどの広いエリアや水深のある場所では21g、25gの出番もあります。
モアシルダ(ブルーフォックス)
22g、10gがメイン。
特に22g、このサイズ感のスプーンは他にあまりなく重宝します。
細身でありミノー感覚で使えます。
スティーズスプーン(ダイワ)
ブラックバス用スプーンですが大きいサイズのラインナップがあることが魅力。
シーバスが大型のベイトを捕食している時が出番。
リフト&フォールでの使用を前提に作られたスプーンではあるものの巻きでも十分な性能を発揮します。
ベイティスⅡ(スミス)
強い流れの本流大型ネイティヴトラウト用に設計されたスプーンであり、このことから急流河川でのシーバスゲームにマッチするスプーンとなっています。
おすすめは17g、基本的に分厚すぎるスプーンはアクションが悪くなってしまうのでこれくらいの厚みがベターです。
バッハスペシャルジャパンバージョン(スミス)
仕上がりが綺麗な非常に美しいスプーン。
10g、18g、24gというシーバスに使用しやすいラインナップであり、豊富なカラー展開も嬉しいところ。
シーバスフィッシングにおいてまだ使用されることが少ないスプーン。
実際は非常によく釣れ、またコスパで言っても昨今のハードルアーと比べて半額程度で購入できることも経済的です。
逆に使っている人が少ない今、さらにこの優位性は高く、使う価値は高いと言えます。
飛び道具や色物ではなく定番となるポテンシャルを秘めているスプーン、ぜひシーバスルアーの選択肢のひとつとして考えてみてください♪
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